テイルズオブザレイズ リコレクション 2話の感想と考察
ご挨拶
皆さんこんにちは。
オリジナル・タナトス
今回更新されたシナリオのタイトルでもあるオリジナル・タナトス。死神騎士のタナトス隊と呼ばれる通り、死神騎士の根幹の力の元となった者をそう呼ぶのだと本編で記載がありました。
ヘイズ「オリジナル・タナトスとは、お前たち死神騎士の力の源である【デス・スター】を生み出した存在だ。」「正確にはオリジナル・タナトスを元にして私が研究した力だが。」(2話Part2)
その説明と本編予告で薄々察せましたが、オリジナル・タナトスと呼ばれた存在の正体……それが、バルド・ミストルテンです。
彼はおよそ223年間、歳も取らず、意識もありませんでした。それがこの度目覚めることとなりました。ところであの拘束されてるシーンえっちすぎません?
けほんごほん。さて、そうして長い時を過ごしていたバルドの名乗った名と223年前の歴史書に記されていた騎士の名。その二つを結び付けたのは国王ヘイズです。
ヘイズ「…………そなた、バルド・ミストルテンと言ったな。その名は滅んだビフレスト皇国の騎士の名だ。今から223年前の話だが。」(2話Part2)
滅んだビフレスト皇国の騎士の名だとフルネームを聞いた段階で見抜いたことから考えるに、ティル・ナ・ノーグがまだ存在していた頃から彼の姓はミストルテンとして変わりがなかったようです。もしもイクス達に改めて名を名乗ることがあったら、その意味でも驚かれそうですね。
ネオイデア王国の人々にとっては、彼の目覚めが果たして幻影種の活性化と滅びへのアラームとなるのか。あるいは過去の記憶と彼自身から、新たな知見を得ることへつながるのか。いずれも今はまだはっきりとしないまま、223年の時を経て目覚めた彼が世界を知る為の時間を与えることになりそうです。
ミストルテンについては他にも考察を進めたい箇所がいくつもありますが、1話時点での考察とあわせて検討をするため、後程に回します。
新規参戦キャラ セイリオス・キャフトルについて
続いて、今回の新規参戦キャラについてです。
セイリオスはリコレクション発表時と各種シナリオで既に存在はしっかりと出ておりましたが、今回改めて参戦し、スキットやプロフィールを見ることが出来るようになりました。
彼は1話やサブシナリオの時点から穏やかそうな人物像をうかがえました。これについてはプロフィールでも明言されている通りその予想に違いませんでしたが、同時に死や過去というすでに過ぎ去ってしまったものに対して、ある種のドライさが伺えます。
セイリオス「なるほどね。そうか、あいつの葬儀は今日だったのか。」コダマ「まだ行ってないのか。そういう所ドライだよなぁ。セイリオスが花をあげたら喜ばれたと思うけど。」(スキット:セイリオス)
セイリオス「まあまあ、そう深刻になるなよ。考えるだけ無駄だ。過去には戻れないんだ」(2話Part3)
『お前たちが奪ったこの足が教えてくれた。人の美しさと、醜さを。』
魔鏡獲得時の台詞が或いは、そのドライさの根幹を築き上げているようにも感じます。
ドライといえば、ヘイズとのやり取りでも個人的に「おや?」となったシーンがありました。
ヘイズ「それではよろしく頼む。コダマ、アイリス。そして……セイリオス」セイリオス「……承知いたしました、ヘイズ様。」(2話Part1)
沈黙が何となく含んでいるような。気のせいかもしれないとも思いますが、サブクエストでもスキットでも、この二人のやり取りってほとんどないんですよね。全員登場のシーンでは会話のような掛け合いはありますが……。今後の更新ではこの二人の関係性についても注目していきたいと思います。
一方で彼は、同僚であるコダマとアイリスの二人に対しては特に目をかけているようにも感じます。コダマに対しては親友として絆を深めていたり(プロフィール参照)、アイリスに対しては何か言いたげなボイスがホームや強化画面で聞くことが出来ます。
こだわりがあるらしい彼の美意識、そして人の美しさと醜さを知ったという言葉。もしかしたら今後本編でそのことについて話が出てくるかもしれませんね。
過去予想の振り返りと修正
さて、1話・及びイベントの「Origin Regression ー凶兆の影ー」時点で私は幾つかの疑問と予想を立てていました。一度そちらの内容を振り返らせていただきます。
- そもそもリコレクションの時間軸は本当に200年後なのか
- 『あの子』とは、棄民とは
- バルドたちのもつ謎のエネルギーについて
- バルド・ミストルテンは本当に『バルド』なのか
1については、今回バルドが生きていたはずの時代が223年前のものだということが明らかになったので、こちらの考察は深読みする必要はなく、素直に200年ほど前という意味合いで捉えてよいでしょう。
ただそうすると、ヘイズが『絶滅した鏡士』と述べる言葉の意味が深くなります。223年前にバルドがおり、ヘイズも『不死王』と呼ばれるほどに永く生きている。……つまり、もしかしたら鏡士が絶滅するのは、虹の夜からほとんど間を置かないタイミングなのかもしれません。
2については今回はほとんど情報がなかったので割愛します。
ですが、この中でも棄民については3話でコダマたちが物資を運ぶ手伝いをするシーンが描かれることでより推察も可能になっていくのではないでしょうか。
3・4については、情報量が多くなるため、次項にて整理します。さらに今回、バルド・ミストルテンの過去について重要なキャラクターの情報が出てきましたので、そちらも合わせて考察していきます。
バルドと鏡精ルグについて
はい、ということでお待たせしました。今回のシナリオで出た情報の中で一番語りたかった箇所に移ります。例のごとく最初に一言だけ叫ばせてください。
いや不穏~~~~~~~!!!!!!!
不穏すぎる。バロールの存在、例え本人がいなくなったとしても尾を引いてきますね。本当にあそこで尖兵として選ばれたのが全ての終わりすぎる。
- 鏡精ルグ
彼の存在はレイズ本編でも幾度となく仄めかされていました。バロールの鏡精であり、いつかニーベルングが人が生きられる星になった時、虹の橋を通ってそれをバロールへと報せる役目を持った存在。(4部第20章5話)
彼(あるいは彼女)はバルドに巫(かんなぎ)となるように命令をしてきます。
ルグ「尖兵よ。バロール様の力を繋ぐ血族を守るため貴様に巫となることを命ずる」(2話Part2)
バロールの巫女は鏡精の墓を守りながら、鏡精との交信を深め、段々と狂っていった……。そう、あのグラスティンの母親です。恐らくはグラスティンも死に、その血が絶えたことでルグが接触を行ったのでしょう。バロールの血族、約束の子どもたちを絶やさないためにも。
……その結果、223年後のネオイデア王国では恐らく鏡士が絶滅していることからも、その血が絶えているのは皮肉だといわざるをえませんが。
- ルグの介入とバルドの力、幻影種の相関関係
さて、私がこのシーンを見た際に疑問に思ったのが、イベント「Origin Regression ー凶兆の影ー」ですでに明らかになっていたバルドの異変です。
あのイベントが発生したのはリコレクション開始軸の前、その時には既にバルドの身体に異変が起きていた…つまり身体の異変及び幻影種(と思わしき敵)の誘引と、ルグの介入は無関係なものと推測が出来ます。
一方でバルド・ミストルテンが幻影種の気配を察知したとき、彼はこう言っていました。
バルド・M「そうだ、私が気を失う直前に感じた妙な気配。あれとそっくりでした」(2話Part3)
つまりルグの気配と幻影種の気配は非常に似通ったものという訳です。あるいは因果が逆で、幻影種の存在そのものがバロールの力とつながっており、だからこそ同じ力を元にした存在(尖兵・鏡精・幻影種)が互いに引かれあい、その存在を認知しているのかもしれません。
……バロールさん、今あなた眠ってるんですよね?寝る前にお片付け以外に何かやらかしてません??
- バルド・ミストルテンは果たしてバルドなのか
これについては情報が足りないので次回以降に持ち越し…とも思ったのですが、ひとつ怖い憶測が浮かんでしまったので説を一つ投下しておきます。前提として着目した発言はこちらです。
バルド・M「ルグに心を蝕まれながら、必死に抗ううちに私は気を失っていました。」(2話Part2)
つまり、ミストルテンである彼は多少なりともルグに心を蝕まれている。つまり影響を受けている可能性が大きいということです。
それを念頭においてシナリオやボイスを見ていると、主人に対する傾倒の深さと言いますか、依存の方向と言いますか…本来のバルドも過激な発言が多かったですが、特に彼はそれが顕著なように感じます。いや元からこうだったかもしれない。また、義兄としての発言はほとんどなく、あくまで臣下として、主人に対する矢印ばかりが向けられているようにも感じます。
もちろん、これだけでは気のせいではないかとも思います。ただ、あと出しになってしまいますが、実は先月更新されたお話を振り返っていた際、何度か「おや?」と思った発言があったのです。
バルド・M「(ウォーデン様……メルクリア様……バルドは必ずあなた方を……!)」(スキット:バルド・ミストルテン)
……人称を時と場合で使い分けることの多い彼ですが、自身のことを『バルド』と称したことはありません。少なくとも私の知る限りでは。(もしあったのを観測されている方がいらっしゃったら情報頂けると嬉しいです)
通常は『私』と名乗りながらも、ふと素を覗かせた時に自らの名前を一人称として扱うキャラクターは他にもいます。……そう。ゲフィオンの鏡精、カーリャ・ネヴァンです。
……もし、バルド・ミストルテンの心がルグにより侵食していたとしたら、彼等の『主人』の認識が混ざり合っている可能性もあり得ます。だとすると、彼が捜している『ウォーデン』に対しての認識が……万一ルグのマスターと認識が混ざっていたとすれば、彼等の地獄はもしかしたら出逢ったその時から始まるのかもしれない。
そんな恐怖を抱いてしまいました。
何で毎回人を不安にさせて終わるんだ??という思いはあるので、ちょっと最後に気分が変わる一文を引用します。
わかりません。私はただ、女性を尊敬すべき存在として相応の態度で接しているだけなのです。主に誓って邪な気持ちは持ち合わせておりません(サブシナリオ:ある意味、問題児?)
………。
……つまり先程の考察の可能性があるならば、ルグもワンチャン、バルドみたいに女性に対しての口が軽い可能性が…………ねーよ!!!!!!
「Origin Regression ー凶兆の影ー」感想・考察
こんにちは。先日の記事作成から数日が経ちましたが、まさかこんな早くに筆を取ることになるとは思いませんでした。
テイルズオブザレイズのイベント、Origin Regression ー凶兆の影ーの感想と考察となります。当イベント及びレイズ本編、リコレクション本編、参戦キャラスキットネタバレが多く含まれますので、まだ遊ばれていない方はご注意ください。
前段
さて、真面目な感想としてはクレスたちとカイルたち、彼らの原点…オリジンでもある感情「自身の故郷や大切な人たちを守りたかった」「英雄である前にまず一人の大切な人を守れる人間になりたかった」の要素を取り入れた良いシナリオだったと思います。
鏡映点である彼らは歴戦の勇士ですが、だからこそピンチの演出というのは中々に難しいものがあります。
今回のシナリオでは攻撃の効かない敵と守るべき村の人たち。そして新たなる力。
……そう。問題はその力です。
バルドさん何謎のエネルギー持ってんの!?!?!?
狙われたカイルとその根源(オリジン)は同じものか
バルドさんから採取されたという謎のエネルギー。
それを持っていたカイルばかりを謎の敵が攻撃してきたのが、彼らが分断された。そして新たにオリジン魔鏡を開花させる契機でした。
さて。ここで一つ疑問が生まれます。
そもそもオリジン魔鏡とは一体なんなのでしょう?
現時点でオリジン魔鏡について分かっている。あるいは推察されるのは以下の通りです
- コダマたちが持つ力
- コダマたちにとっての“敵”である“幻影種”への攻撃に有効
- 今回のイベントでクレスとカイルたちに発現した
- ↑で発現したきっかけはバルドから採取された謎のエネルギー
また、バルド・ミストルテンのスキットでは以下の内容も出てきます
- デス・スターが死神騎士の力の源
- ↑はヘイズがバルド・ミストルテンを調べてそこから生み出した
- バルド・ミストルテンの目の奥にその力はあるらしい
並べたところ一つ大きな類似性として、これらの発現の契機には“バルド”が関わってきています。
彼に内包されているエネルギーが今回現れた敵に、そしてコダマたちが戦っている幻影種に対して非常に効果があるようです。
またオリジン魔鏡技が発現する前の段では、カイルばかりが敵に狙われていたという描写がありました。
おそらくはカイルの持っていた魔鏡機器。更に言えばその中に入っていたバルドから採取されたというエネルギーを狙っていたのでしょう。
これについては実はミストルテンのプロフィールでも、幻影種に追われていた旨が記されていました。もしかしたらその理由も、彼の力にあったのかもしれません。
幻想灯を掲げることで引き寄せられる“敵”。
狙われている二人のバルドと、その原因と思わしき謎の力。
バルド・ミストルテンの持つランタンの灯。
……これらの類似性は無関係と切り捨てることはできません。
コダマたちとクレスたち。二つの陣でのオリジン魔鏡。ですがその根源(オリジン)は同じものなのかもしれません。
バルドたちの持つエネルギーの正体とは
前回の記事で、バルドとバルド・ミストルテンは果たして同じ者なのかと投げかけを行いました。
ですが今回のイベントでの近似値を経て、二人の存在はほぼ同一のもの。ミストルテンのバルドもまた、同じような経緯で体内に謎のエネルギーを蓄えていったのではないかという考察に傾きました。
そうなると問題としては、何を契機にあんなエネルギーを持つことになったかです。
今回のイベストでもバロールの尖兵として蘇ったことから、定期的にジュニアが様子を見ていたという話がありました。
そもそも、バロールの尖兵とはティル・ナ・ノーグをあるべきものへと戻すため、コーキスに魔眼の力、命の炎を燃やさせたことで具現化をさせたものです。
バロールの残滓「俺の魔鏡で滅びた命は俺の炎で具現化できる。」(4部5章15話)
同じように具現化されたものとしてはもう一つの月と、かつてカレイドスコープで失われた人々があります。
けれどもそれとバルドとの大きな相違点としては、尖兵としての力も与えられていることでしょう。
一方で、レイズ本編で正に命の炎を生み出していた存在がいます。
バロールの子孫、イクスの鏡精であるコーキスです。
これはあくまで予想ですが、コーキスが放った命の炎と、バルドから採取された炎のようなエネルギー。類似のものの可能性はないでしょうか?
コーキスはエピローグの3を経て、すぐにではないとはいえイクスと切り離される。すなわちイクスの鏡精ではなくなる未来が示唆されています。そうなれば彼の肉体はカーリャ・ネヴァンと同じく人同等のものになります。
そうすれば、尖兵としてバロールの力を持つのはバルド一人ということに。
デス・スターと呼ばれる力は本来は命を生み出すための炎だったとしたら、死神騎士という呼び名に皮肉さすら感じてしまいますね。
オリジン魔鏡技の拡大とその為の代償
少なくとも今回の一件で、浄玻璃鏡の破壊を代償に、鏡映点の人々もオリジン魔鏡の力を操ることが可能となることが判明しました。今後はその力を写し取れるような魔鏡の開発を、イクス達鏡映点側の人々も行っていくことになるかと思います。
ただ、そうなると懸念点として生まれるのは彼らのイデア値になります。未来の世界でも存在が人から離れている者しか扱うことのできなかった力。それを忌憚なく振うために、果たして代償がないままいられるのでしょうか?
或いはそれこそが、奪われた想い出や鏡映点としてのあり方に繋がるのかもしれません。
テイルズオブザレイズ リコレクション 初リリースからのシナリオ感想と考察
ということで、4/11にリリースされましたテイルズオブザレイズ リコレクションの現時点で明らかになっている情報をもとに、簡単な疑問点の整理と現時点で推察に使えそうな材料の整理と考察をゆるゆるとやっていきます
はじめに:現時点の謎の整理
……いやはじまったばかりなんだから多いのは当たり前だろ!!!!!と思いつつ、一先ずここでは個人的に気になった点。
の辺りを順番に取り上げていきたいと思います。
なおネタバレとして公式サイトあらすじ、リコレクション本編シナリオ、サブシナリオ、新キャラプロフィール(50レベまで解放)、新キャラスキットの成分が含まれますので、ネタバレは絶対嫌だ!というかたはご注意ください。
そもそもあの世界はレイズ本編から何年後?
本作の中で一番はっきり数字を明言しているのは、リコレクション本編の1話Part2になります。
世界が【幻影種】と呼ばれる謎の生命体の襲撃を受けて200年。
この情報と、ティルナノーグへ訪れた時のセイリオスの発言(プロローグPart2)、
「ここが【虹の夜】直前のティル・ナ・ノーグか」
この二つを合わせると、彼らが訪れたのはおよそレイズ時空から200年後の世界ではないかと推察されます。
……が、本当にそうなのでしょうか?
この考えに私が疑念を覚えている理由は、ヘイズとバルド・ミストルテンの存在です。
更に細かく言うならば、彼らのプロフィールになります。
・ネオイデア王国の民が子供だった頃も、その親が子供だった頃も、ヘイズは王であった。(ヘイズ:プロフィール)
・「古のビフレスト皇国に仕えていた騎士でもあり、歴史書に名前の残る偉人だ。」(バルド・ミストルテン:プロフィール ヘイズの一言)
この通り、ヘイズはまずコダマたちと出会った頃には既に王であり、それも長くの時を生きていたことになります。彼女の魔鏡獲得時の『不死王』というネーミングもまた、それを裏付けています。100年、200年も生きていれば確かにその名を呼ぶに値するかもしれませんが、その彼女からして『古のビフレスト皇国』と呼び、『歴史書に名前の残る』という形容を使っている……。
はたして、200年の合間でそれだけの形容を付けることになるのでしょうか?
公式サイトのあらすじでも、既にアスガルド連邦が興った上で消滅していると読み取れます。
つまり、もしかしたら彼らが来たのは幻影種が現れる発端となった虹の夜の日から数えて200年……よりも遥か未来の世界なのかもしれません。
今回の敵、幻影種とはなにか。そしてあの子とは
こちらについては本編の発言から現状分かっていることとして
- 敵は鏡映点の想い出に宿っている。想珠を集めることが今回のコダマたちの任務。
- 想珠を集めるためには幻想灯が必要。掲げたところでエネミーが集まってきた。
- あの子を救うために任務を果たすことが必要。その為にただでさえ数の限られている死神騎士のうち4名もの人員が過去へと飛んでいる。
- 『想い出』を破壊するのではなく、『保管』することが目的
が挙げられます。
特に二つ目はその後の1話のイクスたちの発言から推察するに、
あのエネミーの姿をしたものが鏡映点の人々で、幻想灯を使用したことで人々の想い出に潜む『敵』が表層化した。けれども想珠を回収されると記憶が曖昧になる。
のではないかと予想されます。
また、本編の1話Part2にて、幻想種と呼ばれるものを倒すことが出来る人、即ち死神騎士はその条件から数が限られていると記載があります。
【死神騎士】とは『存在が人から離れている者』だ。
耳に補聴器のようなものを付け、幻想種の声が聞こえるというコダマ。
祖父を失った時、その声すらも失ってしまったアイリス。
義足のセイリオスに胸から下が機械の姿のリワンナ。
幻想種の研究の過程で老いない身体、死ぬことのない身体を得たヘイズや現時点では多くの謎があるバルド・ミストルテンも含めて。彼等はその身を代償に、或いはその身が人とは剥離しているが故にこそ、今戦う力を得ているのかもしれません。
……一方で、敵である幻影種の中で最も力があるとされていた1体。一瞬だけそのシルエットがセイリオスそっくりになったことがありました。果たして幻想種と死神騎士。その境目とは一体何なのでしょうね。
また、ヘイズの発言やそれを否定しないコダマたち。あの子というのは果たしてこの時代にいる"誰か"なのか。あるいはコダマたちが本来生きている時間軸に共に居た誰かのことなのか……。
ここについては、今はまだ考察の材料は足りませんが、いずれ物語を進めるにつれて意識してみていきたいポイントですね。
棄民とは?ネオイデア王国の身分制度の疑問
さて、優秀な王様がいて共通の敵がいるはずのネオイデア王国ですが、それでも尚身分制度……或いは蔑視でしょうか。差別という人間同士の壁は変わらず存在するようです。
コダマは棄民出身で、そのこともあって死神騎士の間でも差別や偏見を受けているようです。幸いセイリオスやアイリスをはじめとした周囲の人間はそうした偏見の目なく対等なやり取りをしていますが、酒場で難癖を付けられたり、ヘイズに声をかけようとして「棄民上がりの……!気安く近寄るな!」とモブ死神騎士が遠慮なく一撃を食らわせたシーンがあったりと手厳しい対応をする人も多く居ます。テイルズシリーズのハーフの人たちよりはマシかもですが。
ですがヘイズ国王のこれまでのシーンを見たところ、そうした差別意識があるようにも。またそういった差別意識を助長させるような施策を行うような人柄にも見えません。
だとしたら棄民というのは一体何なのか。アスガルド連邦が消滅したという文言からして、またコダマ自身が生まれた土地を知らないという言葉からして、難民のようなものなのかもしれません。
これはあくまで推測ではありますが、そうだとすれば小さな国(ヘイズプロフィール:コダマの一言)の中で限られた資源の中、外から来た棄民に対して厳しく当たるのも仕方がないこと……なのでしょうか。良し悪しはさておき、人間の心理として起こりうる可能性は否定できません。
いずれにしても、ここも“あの子”についてと同じく、情報が追加されてからもう少し考察が進む場所でしょう。
バルド・ミストルテンについて
いや、うん。とりあえず一言だけ叫ばせてくれ。
やはり今の私に自由はないのですね……。(サブシナリオ:ある意味、問題児?)
ギ゛ャ゛グ゛の゛サ゛ブ゛シ゛ナ゛リ゛オ゛で゛闇゛の゛片゛鱗゛を゛出゛す゛な゛!゛!゛!゛!゛(唐突な気狂い)
いやごめん、失礼しました。ちょっとこの章だけ時たま起きる気狂い発作を許してください。
バルドのバルドらしい一側面がふんだんに出ているこのサブシナリオですが、自由がないっていうのに『やはり』という形容詞がついている時点で不穏MAXなんですよ??自由が存在していないという実感をどこで得たんだYou??ハンマー片手にビフレスト皇族とともに乗り込むぞ???
……すー、はー。はい、失礼しました。
改めましてバルド・ミストルテンについてですが、彼については未だ本編シナリオではイクス達の前に現れて声をかけただけで、コダマたちの過去回想らしきシーンでは登場していません。ですが、彼のプロフィールやスキットから、現状が浮き彫りになってきます。
- 気が付けば一人で、守るべき主である二人はいなかった
- ヘイズたちに保護されてから数十年経っているが、見た目は変わっていない
- 魔鏡を使用する際、色が代わりOPで輝いている右目ではなく、左目の眼帯の奥が輝いている
- 死神騎士の力の源、デス・スターはヘイズがバルドを調べて生み出した力。目の奥で燃えるように光るという発言から、恐らくは↑の魔鏡技の時と同一のもの(スキット:バルド・ミストルテン)
……う~~~ん!!不穏!!!
ヘイズとバルド・ミストルテンのやり取りを見たところ、互いに良好な関係性であることは想像に難くありません。一方で、冒頭での一言のような不穏な発言があること。死神騎士の総力戦での戦いとされている本編シナリオPart2~3では、それだけの総力戦でも彼の姿も形もないこと。
考え過ぎである可能性は高いですが、「自由はない」と語る彼の発言が、果たしてその主を失ったからこその言葉なのか。あるいはそれ以外に理由があるのか……次回の更新以降で彼が果たして出てくるのか。一体どのような形でコダマたち他の面々と邂逅することとなるのか。注目していきたいですね。
また、バルド・ミストルテンに対してはもうひとつの不安点があります。それは彼のルームで聞けるこのボイス。
私はバルド……。だが、あの方の傍にいない私は、本当に『バルド』なのか……?
一見すればそれだけの深い敬愛と主人に対する忠誠の表れの言葉。その喪失からくる痛みを示しているだけにも思えます。
ですが、同時に既に幻影種の中で一つ。不穏な存在を私たちは本編シナリオで見ています。そう、一瞬だけセイリオスの姿になった、あの幻影種です。
幻影種が人の想い出からなるものだとして、死神の力が人から逸脱したものが得られるものだとして。……その境目は一体どこにあるのでしょう。
バルド・ミストルテンは本当に『バルド』なのでしょうか?
彼の想い出からなる"ナニカ"なのか。或いは『バルド』でありながらデス・スターと呼ばれる瞳と不死の肉体を得て人を超越した存在なのか。
肉体を失いながらもそれまでの見かけと記憶と知識を得たスワンプマン。ある物体において、それを構成するパーツが全て置き換えられたテセウスの船。果たして、何をもってして自分の、そして他者の定義を問うことになるのでしょうか。
ここまで読んで不安にさせてしまったのでしたらすみません。お詫び代わりに最後にもう一文だけ引用をして終わりたいと思います。
わかりません。私はただ、女性を尊敬すべき存在として相応の態度で接しているだけなのです。主に誓って邪な気持ちは持ち合わせておりません(サブシナリオ:ある意味、問題児?)
…………。
これがバルド以外であってたまるかよ!!!!!!
はじめに:私がブログを開設した理由とレイズのリコレクションについて
(※推しへの気狂い含)
テイルズオブザレイズリコレクションがとうとう4/11にリリースされました!
大型アップデートとしてリコレクションモードの追加。アラウンドステップやオートチェインなどの新規戦闘システムの導入。そして何より新たなる冒険が幕を開けました。
レイズ全体の主人公は変わらずイクス達ですが、今回新たな主人公であるコダマとその仲間たちによる、別の視点から見た今のティル・ナ・ノーグの旅となります。
さて、本来でしたら私は一プレイヤーとして、これまでのレイズの物語と同じように楽しんでいく予定でした。
………3月にプロデューサーレター2月分を見るその時までは。
鈴木さん「バルドの反応すごかったよ」興津さん「え?バルドいました?」
………???????????
いや待てあのいかにも影を背負っている感じのぼさぼさ頭兄ちゃんバルド!?!?
思えば2章の頃からフレンinバルドの主人を大切に思いながらも譲れないところいいな……好きだわ……と思いながらプレイをしていました。
それが予想外の女の子に対して褒めたたえその結果修羅場を起こす姿に笑ったり。ビフレストの宴やメインでのウォーデンさまとのやり取りではあれだけ普段から褒めたたえていても間違ってると思ってるところや反対なことをはっきりと言える忠臣良いな…と胸が高鳴ったり。
挙句の果てには乳兄弟ってなに???性癖盛りすぎでは?????オタクは関係性と性癖に弱いって言ってるだろ!!!!!!!!!
と元々バルドさん好きだな……推しだな……と思っていた人間が今回のリコレクションで別側面のなんか未来っぽい感じの服装の人たちと一緒に意味深な見た目と(外見年齢)で引っ提げてきたのでとち狂った人間が急遽開設したブログになります。
基本的には好きなジャンルや好きなキャラを発作的に語ったり好きな作品を語るような場所として使っていく予定です。しばらくレイズの更新後はレイズのお話の感想や考察を載せていきつつ、たまに推しにとち狂う予定となっております。偶にですむかはしらない。
それ以外にも過去に好きだったキャラクターやお話を時には真面目に。時には呻きながら語る予定です。あまりに発作が滾ったら腐りきった記事を書くかもしれないが許してほしい。
見ているジャンルに偏りのある上に話題のジャンルに関しては詳しくない時代遅れのモンスターですが、檻の中のゴリラを眺めるような心地で暖かく見守っていただければ幸いです。