グランラグの徒然萌え語り

色んなネタバレとかを気にせずに唐突に発作が起きた推しについて語るためのブログです。

テイルズオブザレイズ リコレクション 初リリースからのシナリオ感想と考察

ということで、4/11にリリースされましたテイルズオブザレイズ リコレクションの現時点で明らかになっている情報をもとに、簡単な疑問点の整理と現時点で推察に使えそうな材料の整理と考察をゆるゆるとやっていきます

 

はじめに:現時点の謎の整理

……いやはじまったばかりなんだから多いのは当たり前だろ!!!!!と思いつつ、一先ずここでは個人的に気になった点。

の辺りを順番に取り上げていきたいと思います。

なおネタバレとして公式サイトあらすじ、リコレクション本編シナリオ、サブシナリオ、新キャラプロフィール(50レベまで解放)、新キャラスキットの成分が含まれますので、ネタバレは絶対嫌だ!というかたはご注意ください。

 

そもそもあの世界はレイズ本編から何年後?

本作の中で一番はっきり数字を明言しているのは、リコレクション本編の1話Part2になります。

世界が【幻影種】と呼ばれる謎の生命体の襲撃を受けて200年。

この情報と、ティルナノーグへ訪れた時のセイリオスの発言(プロローグPart2)

「ここが【虹の夜】直前のティル・ナ・ノーグか」

この二つを合わせると、彼らが訪れたのはおよそレイズ時空から200年後の世界ではないかと推察されます。

……が、本当にそうなのでしょうか?

 

この考えに私が疑念を覚えている理由は、ヘイズとバルド・ミストルテンの存在です。

更に細かく言うならば、彼らのプロフィールになります。

・ネオイデア王国の民が子供だった頃も、その親が子供だった頃も、ヘイズは王であった。(ヘイズ:プロフィール)

・「古のビフレスト皇国に仕えていた騎士でもあり、歴史書に名前の残る偉人だ。」(バルド・ミストルテン:プロフィール ヘイズの一言)

この通り、ヘイズはまずコダマたちと出会った頃には既に王であり、それも長くの時を生きていたことになります。彼女の魔鏡獲得時の『不死王』というネーミングもまた、それを裏付けています。100年、200年も生きていれば確かにその名を呼ぶに値するかもしれませんが、その彼女からして『古のビフレスト皇国』と呼び、『歴史書に名前の残る』という形容を使っている……。

はたして、200年の合間でそれだけの形容を付けることになるのでしょうか?

公式サイトのあらすじでも、既にアスガルド連邦が興った上で消滅していると読み取れます。

つまり、もしかしたら彼らが来たのは幻影種が現れる発端となった虹の夜の日から数えて200年……よりも遥か未来の世界なのかもしれません。

 

今回の敵、幻影種とはなにか。そしてあの子とは

こちらについては本編の発言から現状分かっていることとして

  • 敵は鏡映点の想い出に宿っている。想珠を集めることが今回のコダマたちの任務。
  • 想珠を集めるためには幻想灯が必要。掲げたところでエネミーが集まってきた。
  • あの子を救うために任務を果たすことが必要。その為にただでさえ数の限られている死神騎士のうち4名もの人員が過去へと飛んでいる。
  • 『想い出』を破壊するのではなく、『保管』することが目的

が挙げられます。

特に二つ目はその後の1話のイクスたちの発言から推察するに、

あのエネミーの姿をしたものが鏡映点の人々で、幻想灯を使用したことで人々の想い出に潜む『敵』が表層化した。けれども想珠を回収されると記憶が曖昧になる。

のではないかと予想されます。

 

また、本編の1話Part2にて、幻想種と呼ばれるものを倒すことが出来る人、即ち死神騎士はその条件から数が限られていると記載があります。

【死神騎士】とは『存在が人から離れている者』だ。

耳に補聴器のようなものを付け、幻想種の声が聞こえるというコダマ。

祖父を失った時、その声すらも失ってしまったアイリス。

義足のセイリオスに胸から下が機械の姿のリワンナ。

幻想種の研究の過程で老いない身体、死ぬことのない身体を得たヘイズや現時点では多くの謎があるバルド・ミストルテンも含めて。彼等はその身を代償に、或いはその身が人とは剥離しているが故にこそ、今戦う力を得ているのかもしれません。

 

……一方で、敵である幻影種の中で最も力があるとされていた1体。一瞬だけそのシルエットがセイリオスそっくりになったことがありました。果たして幻想種と死神騎士。その境目とは一体何なのでしょうね。

 

また、ヘイズの発言やそれを否定しないコダマたち。あの子というのは果たしてこの時代にいる"誰か"なのか。あるいはコダマたちが本来生きている時間軸に共に居た誰かのことなのか……。

ここについては、今はまだ考察の材料は足りませんが、いずれ物語を進めるにつれて意識してみていきたいポイントですね。

 

棄民とは?ネオイデア王国の身分制度の疑問

さて、優秀な王様がいて共通の敵がいるはずのネオイデア王国ですが、それでも尚身分制度……或いは蔑視でしょうか。差別という人間同士の壁は変わらず存在するようです。

コダマは棄民出身で、そのこともあって死神騎士の間でも差別や偏見を受けているようです。幸いセイリオスやアイリスをはじめとした周囲の人間はそうした偏見の目なく対等なやり取りをしていますが、酒場で難癖を付けられたり、ヘイズに声をかけようとして「棄民上がりの……!気安く近寄るな!」とモブ死神騎士が遠慮なく一撃を食らわせたシーンがあったりと手厳しい対応をする人も多く居ます。テイルズシリーズのハーフの人たちよりはマシかもですが。

 

ですがヘイズ国王のこれまでのシーンを見たところ、そうした差別意識があるようにも。またそういった差別意識を助長させるような施策を行うような人柄にも見えません。

 

だとしたら棄民というのは一体何なのか。アスガルド連邦が消滅したという文言からして、またコダマ自身が生まれた土地を知らないという言葉からして、難民のようなものなのかもしれません。

これはあくまで推測ではありますが、そうだとすれば小さな国(ヘイズプロフィール:コダマの一言)の中で限られた資源の中、外から来た棄民に対して厳しく当たるのも仕方がないこと……なのでしょうか。良し悪しはさておき、人間の心理として起こりうる可能性は否定できません。

いずれにしても、ここも“あの子”についてと同じく、情報が追加されてからもう少し考察が進む場所でしょう。

 

バルド・ミストルテンについて

いや、うん。とりあえず一言だけ叫ばせてくれ。

やはり今の私に自由はないのですね……。(サブシナリオ:ある意味、問題児?)

ギ゛ャ゛グ゛の゛サ゛ブ゛シ゛ナ゛リ゛オ゛で゛闇゛の゛片゛鱗゛を゛出゛す゛な゛!゛!゛!゛!゛(唐突な気狂い)

いやごめん、失礼しました。ちょっとこの章だけ時たま起きる気狂い発作を許してください。

 

バルドのバルドらしい一側面がふんだんに出ているこのサブシナリオですが、自由がないっていうのに『やはり』という形容詞がついている時点で不穏MAXなんですよ??自由が存在していないという実感をどこで得たんだYou??ハンマー片手にビフレスト皇族とともに乗り込むぞ???

 

……すー、はー。はい、失礼しました。

 

改めましてバルド・ミストルテンについてですが、彼については未だ本編シナリオではイクス達の前に現れて声をかけただけで、コダマたちの過去回想らしきシーンでは登場していません。ですが、彼のプロフィールやスキットから、現状が浮き彫りになってきます。

  • 気が付けば一人で、守るべき主である二人はいなかった
  • ヘイズたちに保護されてから数十年経っているが、見た目は変わっていない
  • 魔鏡を使用する際、色が代わりOPで輝いている右目ではなく、左目の眼帯の奥が輝いている
  • 死神騎士の力の源、デス・スターはヘイズがバルドを調べて生み出した力。目の奥で燃えるように光るという発言から、恐らくは↑の魔鏡技の時と同一のもの(スキット:バルド・ミストルテン)

……う~~~ん!!不穏!!!

ヘイズとバルド・ミストルテンのやり取りを見たところ、互いに良好な関係性であることは想像に難くありません。一方で、冒頭での一言のような不穏な発言があること。死神騎士の総力戦での戦いとされている本編シナリオPart2~3では、それだけの総力戦でも彼の姿も形もないこと。

考え過ぎである可能性は高いですが、「自由はない」と語る彼の発言が、果たしてその主を失ったからこその言葉なのか。あるいはそれ以外に理由があるのか……次回の更新以降で彼が果たして出てくるのか。一体どのような形でコダマたち他の面々と邂逅することとなるのか。注目していきたいですね。

 

 

また、バルド・ミストルテンに対してはもうひとつの不安点があります。それは彼のルームで聞けるこのボイス。

私はバルド……。だが、あの方の傍にいない私は、本当に『バルド』なのか……?

一見すればそれだけの深い敬愛と主人に対する忠誠の表れの言葉。その喪失からくる痛みを示しているだけにも思えます。

 

ですが、同時に既に幻影種の中で一つ。不穏な存在を私たちは本編シナリオで見ています。そう、一瞬だけセイリオスの姿になった、あの幻影種です。

 

幻影種が人の想い出からなるものだとして、死神の力が人から逸脱したものが得られるものだとして。……その境目は一体どこにあるのでしょう。

バルド・ミストルテンは本当に『バルド』なのでしょうか?

 

彼の想い出からなる"ナニカ"なのか。或いは『バルド』でありながらデス・スターと呼ばれる瞳と不死の肉体を得て人を超越した存在なのか。

肉体を失いながらもそれまでの見かけと記憶と知識を得たスワンプマン。ある物体において、それを構成するパーツが全て置き換えられたテセウスの船。果たして、何をもってして自分の、そして他者の定義を問うことになるのでしょうか。

 

ここまで読んで不安にさせてしまったのでしたらすみません。お詫び代わりに最後にもう一文だけ引用をして終わりたいと思います。

わかりません。私はただ、女性を尊敬すべき存在として相応の態度で接しているだけなのです。主に誓って邪な気持ちは持ち合わせておりません(サブシナリオ:ある意味、問題児?)

 

…………。

これがバルド以外であってたまるかよ!!!!!!